泣くこと
こんばんは。ボルダーは火曜日の深夜12時過ぎです。
そういえば日本人の友達が、
「お酒飲んでなきゃやってけねーよ!」って前によく言ってたけど、
いまの私は
「泣いてなきゃやってけねーよ!」って感じです。笑
といいつつ、いま(平日の夜中にひとりで)ワイン飲み始めました。笑
この泣く習慣、私だけでなく、意外にまわりの院生(アメリカ人でも)にもいるようです。まぁ、みんながみんな「習慣」ではけど、授業が分からない、課題が難しい、リーディングが終わらない・・・といったことが原因になるようです。
私は・・・毎回なんで泣いてるのか、違う気がします。笑
パソコンに向かってるときに、採点中に、
ボロッと突然涙が出てきて、それが止まらなくなるときもあります。
鼻血か!
って、突っ込みたくなるテンションに、ワインがしてくれてます。ありがとうカベルネソービニオン。
なぜ泣いているか。
最近の悩み?の根本は、
なんで自分が好きで分かり合いたいって思ってる人たちと分かり合えないのか
なんで私は言語学をやってて、しかも相互行為の研究やってるのに、うまく人に気持ちとか物事を伝えられないのか
っていうことです。
アドラーの心理学の話によれば、変わる勇気を持つ必要がありそうですね。
と、このような心境の中、自分の日本語クラスで質問されたことに対して答えられないということがありました。助詞の「か」と「ね」の違いについて。「そうですか」と「そうですね」について。
上手く答えられなくて、あー自分はなにやってんだって思いました。
最近は、来年度の奨学金をとるために、今の自分の研究が、言語学が、日本社会にどう貢献できるのかってことを試行錯誤して書いてたので、
そんなタイミングだったから、
「え、こんなこと書いたくせに、現実全然できてないじゃん」
って思って、なんだか自分がいやになってしまったのでした。
こんなことを考えているのは、他にも、最近私の仲良しの友達のミャンマー人と話したからかもしれないです。彼女はかなり「オープン」な性格なので、思ったことは(いうべきことだけですが)かなり言う性格で、だからこそ自分の意見を論理だてて言うのがとっても上手。そんな彼女を見ていたら、あー、こういう人が言語学やってるって胸張って言えるんだろうなって思いました。
******
自分が撮っている授業は、といいますと、今年度はPhonetics, Diachronics, Japanese Pedagogyという必修3つと修論をとっています。
Phoneticsは、本日中間試験修了。
IPA (International Phonetic Alphabet)という、世界共通の音声記号を全部覚えて(記号、名前、口の中のどこでどうやって発音されるか)、それがどんな状況にはどう変わるかってことも覚えて、なおかつ聞き取れないといけない試験だったのですが、
なんと、先生自ら30個くらいの単語を発音。笑
それを学生たちが書き取る、という、客観的に見たらなんとも面白い光景に笑ってしまいました。笑
この30個の単語には、英語以外にも、英語の音を使って作った単語や、世界の色々な言語の単語が含まれていました。で、例えば先生が唇をかんでるか否かとか見たいから、学生は先生の口を凝視・・・また、非母語話者にとって発音するのが難しい音は、先生も苦労していて、何度か言い直したり・・・笑 さすがに先生的にも絶対発音できないような言語の単語は、パソコンで音声を流していましたが、なんともこのアナログな試験、面白かったです。笑
しかしこの知識、一体いつ役に立つのだろうか・・・笑
アフリカの言語の5種類のクリックという音の出し方とか、youtubeを見て発音する練習したけど・・・笑 いつ使うんだろう。笑
そういえば先週末は、この音声学の中間試験の勉強のため、仲良しの友人と大学で夜遅くまでパソコンでアフリカとかインドの言葉を聞きながら、発音する練習してて、周りで他の教科の勉強している学生たちに、変な目で見られてました笑
ちなみに、その日夜11時ごろから大雪となり笑、自転車で来てしまった私達は、大雪を顔面に浴びながら、目が開けられな状態で自転車で帰りました。笑 武勇伝。
Diachronics (歴史言語学)の授業は、先生が授業をあまりしてくれなくて、学生がプレゼンしないといけません・・・。私はたとえば、もう一人の学生と一緒に、教科書100ページくらいを担当して、それを2時間以上プレゼンしました。先生の仕事・・・?笑
先生は、サウジアラビア?とヨーロッパのハーフで、英語とアラビア語が母語らしく、そして最近アラビア語の言語変化についてで博論を書いたようなので、授業で扱う言語はほぼアラビア語やsemiticの言語・・・。
個人的に、アラビア語は去年の形態論と統語論の授業で分析したから馴染みはあったけれど、発音できないし単語を覚えていないから、やっぱり覚えたり理解したりするのには時間がかかります。
Japanese pedagogy(日本語教育)は、1単位の楽ちん授業よ~と先生に言われていたのにも関わらず、意外にも合計レポート3本を出し、プレゼンを2回しなければならないのです。リーディングは週20ページくらいなのでそんなですが・・。でも、ここでちゃんと勉強しておかないと、自分のティーチングパフォーマンスも向上しないと思うので、ちゃんと学びたいと思ってるし、有り難く受けております。
ということで、そろそろワインが終わりそうなので、寝ようかな。笑
ちなみに今日、採点だけに3時間くらいかかりました。おつ・・・・。
今週はもう、泣かなくて済みますように。おやすみなさい。