Agency

こんばんは。ボルダーは夜中の12時です。

火曜日が終わりました・・・。今日はディスカッションで一回も発言できず凹んでおります。。。テーマは”agency”。難しかったなーこの概念を理解するのは。しかし、3日間で7個論文読んで予習した自分はよく頑張ったと褒めてあげたいです。

 

発言できなかった今日はお酒もサーモンもなしでしたが、野菜スープを作って、身体がほっこり温かくなりました。野菜スープ作ると、もう冬な感じがしますね。

 

しかし、やはり英語でアカデミックな議論に入っていくことは難しいですね。また、他にConversation Analysisの授業を取っていますが、扱われる英語の会話というのは非常に速いスピードだし、発音や表現がかなり省略されるため、内容を理解するのに、学部生よりも時間がかかってしまいます。授業中に質問や発言をするときだって、まずその仕方(文章・論理の組み立て)を日本語でするとき以上に考えなくてはならず、ネイティブになんてとても及ばないと痛感中です。こんな自分を、みんな(ネイティブ)受け入れてくれているのかな・・・とたまに思ってしまいます。

 

「日本語だったら・・・」なんてことは今更思わない(考えてもどうしようもないので)ですが、外国語でのインプット・アウトプットにはまだまだ課題だらけだなーと日々痛感します。今日のディスカッションみたいに、一回も発言できないときなんかは、自分が言葉自体を話せない人(こういう言い方はよくないですね、ごめんなさい)のように感じます。

 

"agency"という概念に話を戻すと、言語学(認知意味論等)で日本語ではagentをsuppressする、ということが池上などでも言われているように、日本人にとってagencyという概念を理解することはとても難しいように思えます。Kira and Bucholtzの論文では、無意識の中でidentityが形成され、その上にagencyが存在するとされています。でも、egoもないしagencyをsuppressする日本語に、そのことは言えるのでしょうか。

 

でも、その概念を当てはめるとしたら、このブログを書いているのは私というagentなんですね。