黒さ

怒りの感情は、きっと少しでも好きだと思った相手にしか出ない。それが恋愛感情であってもなくても。相手に対する一定の期待値が無意識のうちに確率されているから、それを下回ることがあると残念に、あるいは許せなくなるのかもしれない。好きであればあるほど、期待値が高ければ高いほど、残念ではなく怒りになる気がする。

純粋な興味、好奇心、感情、啓発等に勝るものなんてないと思っているけれど、人間はふとしたときに詰まらない欲に簡単に負けてしまう弱いものだ。きっと、芯がしっかりしていなければいないほど、信念からぶれる可能性が高くなる。自分も例外では決してなく、そういう自分に対面する度に、ものすごい自己嫌悪に陥る。

迷うことが多すぎて気持ち悪いし、こういう時間を長く過ごせば過ごすほど自信がなくなっていく。