Identity

はじめてのブログです。

アメリカ在住2か月目です。大学院生です。

ここでは日本語を話す機会がとても少なく、日本語でものを書きたいと思い、このブログを始めました。

 

ここ2か月で世界中から来た沢山の人に出会って、話して、一緒に笑って、泣いて、

色々な考え方を知り、それと同時に、

自分って何なんだっけ・・・?

と思うことが多くなりました。

 

言語人類学者のサピア・ウォーフという人は、

「ことばはその人の世界観をつくる」

という有名な仮説を立てました。

この仮説には賛否両論ありますが、

なんとなく、わかるー。と思うことが増えました。

 

まず、英語を話す自分と日本語を話す自分は違う。

英語と日本語の表現方法や根本概念(礼儀正しさとは何か、など)が違いすぎて、

英語を話すとき、日本人の頭で考えつつも、実際に口から零れることばには英語的バイアスがかかる。

そのことばが積み重なると、日本語でそれを言おうと思ったときのことばの積み重ねと意味合い・ニュアンスのズレが生じる。

そのズレと同じだけ、表現された世界がズレる。

 

もちろん自分の英語力の問題はあるにせよ、

ことば自体に根本的な違いがあるから、

どうしてもズレる。

 

そういうところが、おもしろいし、難しいし、悩ませるんだよなー。笑

わたしはアメリカに憧れて、英語に憧れて、西洋に憧れて、ここに来たわけではない。

こういう、ことばの問題を考えにきたんだったな、そういえば。笑

 

いろんなことがあって、

根本を忘れてしまうのは良くないですね。