Homage de Roland Petit

こんばんは。

今日は火曜日の重いクラスがキャンセルされて、なんだか不完全燃焼です。

代わりにクラスメイトとランチに行ったのですが、やっぱり、Sexualityに関する話題は欠かせないようで。。笑 ハロウィンの今晩、ゲイクラブに行ったようです。

 

なんだか最近は疲れているのか、いつも以上に抜けていて、お風呂で滑ったり、転んだりで、気が付いたら右足に傷と痣が複数。笑

先日はバレエの時間まで間違えて行ってしまい、着いたらレッスンが終わっていたというへまをしてしまったのですが・・・

帰ろうと思ったら、ロビーでピンクのレオタードを着たシニオンヘアのかわいらしい女の子が二人、ハロウィンの飾りの前でバレエっぽい動きをして遊んでいて。なんだか懐かしくてつい微笑んで話しかけてみると、くるみ割り人形のリハーサルの間の休憩とのことで。

「なに踊るの?」と聞くと、一人が

「この子はクララ!」と。

クララ役の子は嬉しそうに、でも恥ずかしそうにしていて。

「すごいね!見るの、楽しみにしてるね!2人ともがんばってね!」というと、

「え!来てくれるの?!ありがとう、がんばる!」と満面の笑み。

 

なんだかとっても温かい気分になりました。

くるみ割り人形って、とっても好き。幕開きで一番最初に流れてくる、クリスマスの夜の雪の日の情景の音楽を聴くと、これから夢の物語が始まるわくわくが止まらなくなるのは、昔も今も変わりません。でも、夢が覚めてしまうあのシーン、やっぱり切ない。だから、夢が覚めてしまう直前の金平糖の精の踊りも、なんだかどこか悲しく感じます。

 

配役発表は、小さい子も大人も、ドキドキなのは一緒。主役は一人しかいないし、主役以外の役にも役の「階級」があるわけで、自分がどの役につけるのかで自分の実力が分かるから、嬉しくなったり、悔しくなったり、悲しくなったりするもの。

バレエって本当に分かりやすく実力が目に見えるから、趣味としてやってたとしても、得に子どもにとっては結構シビアな世界だと思う。ピラミッドの頂点に行きたいって思ってる子たちが結局続けられる訳で、競争の中で、しっかり、そして強くなっていくんだろうなー笑

 

先週末は、バレエを15年以上一緒にやってきた友人の結婚式が東京であり、アメリカにいる私は参加できなかったけれど、心をこめたメッセージを、披露宴の司会の方に頼みました。出席したほかの仲間はみんなで踊ったようで。

 

最後にみんなで舞台で踊った作品は、Homage de Roland Petitというタイトルの、「アルルの女」からの作品。

本番後はみんなで号泣したし、当日は1回踊るだけでも大変なあの作品を合計4回通したため、翌日の朝はベッドから起き上がれないくらい、全身が痛かったのを鮮明に覚えています。笑

 

そのバレエ教室で、ずっとお世話になってきた、最も尊敬するバレエの先生に言われたお言葉で印象的なものの一つに、

「いま、感じていることを大事にしなさい」

ということがありました。

 

ボルダーで出会ったバレエ教室の女の子たちから感じた、温かさと懐かしさ、友人の結婚式に残したことばと思い出、そして、今大学院で学んだり感じることを、大切にしたいな、と思いました。